FUZZ AROUND

主に趣味で集めたpedalを中心に紹介しています。YouTubeもやってますので、よかったら観てやって下さい。https://m.youtube.com/channel/UCyKgC_FhFwtrrjnMaPeOuTg

British Pedal co. BUZZ AROUND

またまた、ブログも間が空いてしまいました、
本日はXmasですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今回は、前回のmk.2の 繋がりで60年代後半に誰がデザインしたのか作ったか分からない、キング・クリムゾンのロバートフリップが使用していたfuzz PEDAL BURNSのBUZZ AROUND(復刻版)を紹介します。
では、写真です。
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第1印象この筐体のルックスを見ると、個人的にキン肉マンウォーズマンの甲冑に似ているなと思ってしまいます。
「コホー、コホー」と言いそうな気がしてしまいますが(笑)
冒頭でmk.2繋がりとかきましたが、この手のPEDALに詳しい方ならご存知かと思いますが、TONE BENDER mk.Ⅲの回路に似ていると言う事が挙げられます。
また、BUZZ AROUNDの回路方式に関してダーリントンぺアと言う形式がとられています。
ダーリントンペアとはなんぞや?と思う方々や当方のように電気知識がないかたなど、詳しくは、またまた、BUZZ THE FUZZから抜粋させて頂きます(毎度すみません 汗)
「入力段には2つのゲルマニウムトランジスタが配置され、それがダーリントン・ペアとして働き、出力段に配置された3つめのトランジスタには、ゲルマニウムダイオードを介した原始的な温度安定化機能も有している」。

ダーリントン・ペア」ですが、2ケのトランジスタ(Q1/Q2)の、両コレクタを並列に接続、さらにQ1のエミッタをQ2のベースに接続することで、「1ケのトランジスタのように扱う方式」をダーリントン接続、というのだそうです。この方式を用いることで歪み値はそれぞれのトランジスタの積(つまりかけ算てことですね)になるそうです。この方式で最もメリットとされることは「トランジスタの品種が違ってても問題ない」のと、「小さなベース電流で、非常に大きなコレクタ電流を制御できる」
まだPNP/ゲルマニウムトランジスタが用いられていた時代は、こうした手法で大きな電流を扱う、という技術が使われたわけですが、ほどなく大型のトランジスタが開発されてからは、ダーリントン接続という技法は必要なくなった、とのことです。
かなり詳しく記載されていますね!凄いです。
本機、回路基盤の写真も載せておきます。
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基盤はストリップボード形式をとってますね。
トランジスターは本機やオリジナルもゲルマver.のfuzzfaceと同じNKT213が使われています。
BUZZ AROUNDの特長の一つとして一般の歪effectorのvol. 、tone、driveと言う表記と違いTIMBREがvol. BALANCEがTONE (TREBLE/BASS)に、そしてSUSTAINがdriveに相当します。
もっと詳しく言うとBUZZ AROUND自体、表記も違ければ、それぞれのノブの役割が一般的な歪effectorと違います。たとえば「SUSTAIN」ツマミは左に振り切れば音が消えます。つまり、音量にも関与していることになります。また「BALANCE」ツマミは一般的なトーン・コントロールと違い、バイアスとコンプレッションに作用するため、明快なトーンツマミではありません。
そのため、音量も変化します。そして、「TIMBRE」ツマミもボリュームを可変させると同時に歪みの質感にも作用するといった感じです。
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ややこしいツマミ配列になっていますよね。
BUZZ AROUND事体オリジナルはebayで30万以上で取り引きされていますので入手は絶望的に困難です、JMI製品も最初に復刻されたのが2010年前後と今では販売していません。
それでも入手は難しいかなと思いますが、その中でも、最近はTONE BENDERを復刻している様々のメーカー、d.a.m、pigdog、Dirty Boy 、crepy fingersなど他にも色々な所から販売されていますので、オリジナルやjmiと比べると入手は比較的しやすい方なのかなと思います。
本機の特長を書きますと上記のメーカーものは弾いたことないので解りませんが本機のBRITISH PEDAL co.のサウンドは主観ですがバリバリと元気よく鳴りTONE BENDER mk.2とRAM's HEADの美味しいとこどりと言う感じです!
全体的にlow、midよりと一般的に言われてますが、トレブルも出てくれ、HIGHのかすれ具亜がいかにもFUZZといった感じでなかなかいいです。
また、サスティーンも長く、vol.の追従性も設定次第ではある程度は反応してくれますし、オリジナルもこんな感じかな?、と思わせてくれます。
何にしても復刻にしては忠実に再現しているのかなと思います。

D.A.M professional mk.2

ブログをご覧の皆様。
あっ!と言う間に12月になりましたね、管理人は毎年この時期になると今年も色々あったなと振り返ってしまいますが、今年は例年にも珍しく下半期は自分が影響を受けたギタリストや、バンドのライブに行き20代の頃に聴きまくった懐かしい曲を感情深く色んな事あったよなと思いにふけっていました!
そんなこんなでブログを放置気味でしたが、久々にレビューに行きたいと思います。
D.A.M professional mk.2
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今回もTONEBENDER、D.A.Mです。
こんなニッチなペダル果たして、需要がどのくらいあるかわかりませんが?
そんなの関係なくこのブログでは積極的にレビューをしていきます!というか完璧に管理人の趣味ですが(爆)
D.A.Mといえばこのブログ内で1966と言うsola sound mk 1.5、イタリアンbenderのコピー、アップデート版を紹介しましたが、ご存じの方はmk.2といえばjeffbeck、jimmy pageが使用してるといえば、分かりますが。
語弊があったらすいませんが、パンクやオルタナシューゲイザー、もっと言ってしまえば70年代以降の音楽を聴いて育ってきた世代の方々からしたら馴染みは薄いかもしれません。
前振りが長くなりましたが、このペダルオリジナルのmk.2にどのくらい忠実かどうかはわかりませんが(オリジナルはあったとしてもすごい高価で日本ではコレクターや、有名な所ではオフィス北野の森さんというTONEBENDER愛好家の方が所有しているらしくまず手に入りません、あったとしても高いです!)
lowの出方、分厚いMIDの感じ、サスティーン、vol の追従性、ささくれ具合など、上手いギタリストが使用すればZEPの名曲Whole Lotta Loveのリフが簡単に出てしまうと言ってもおかしくないfuzztoneです!(大袈裟かもしれませんが 汗)
サウンド的にも前回レビューしたpigdogのmk.2に比べると音量が若干大きいかんじがします!
また、トレブリな感じでなく、ミッド、ローのなりが豊かな感じがします。
それ程バカでかい音量って感じはしませんが手持ちのギターで鳴らすとバランスがよく感じます。
あと、音以外にも、1966と似た部分で言うとトランジスタがムラード、n.o.s(ニューオルドスタック)OC71×3がこのモデルには使われています。
暗くて分かりづらいかもしれませんが写真です。
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ジャックは古いマーシャルampに使われていたというcliff製の物や、
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バッテリーがスライド式になっていて電池の交換がしやすいなど似ていますね。
ただ、この筐体には1966と違いトリムポットが採用されています!
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これは便利で冬場など温度差がある時はかなりありがたい使用で、かすれ具亜など調整できるので助かっています。ただ、プラスドライバーで調整する時に基盤上のトランジスタとぶつかりトランジスタをダメにしてしまいそうなので、あまり積極的には使いませんが。
また、最後に、通常のタイプではシルバーハンマートーンカラーが一般的ですが、筐体のカラーがシャンパンゴールドという2010年頃に限定で出したタイプです。この頃のD.A.Mは1966も含めこの筐体で赤、青、緑、オレンジなど限定物が多かったですが、当方正直言いますと、見た目含め60年代頃から見られる棺桶型の筐体のほうが実は好きだったりするんですよね。
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pigdog professional mk.2 OC75ver.

今晩は、皆様いかがお過ごしでしょうか?
相変わらず色々な楽器店に行き顔見知りの方やお世話になってる楽器店のeffector担当の方達とあのペダルはなかなかいいっすよねとか、vintegeギターはSGが一番しっくりくるんですよね。など、effectorやギターについてオタク話し全開で担当の方に絡んでいます。
(担当の方々いつもすいません 汗)

それはさておき相変わらずfuzzeffectorを紹介したいと思いますが、前回は、d.a.m 1966というイTONEBENDER mk 1.5コピーの話しをしましたが今回は1.5の次はmk.2だろと言うことで今回はpigdogprofessional mk.2 OC75verを紹介したいと思います。
では、写真
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このルックス!ゴスな感じでなかなかいいっす!
ジャック部分などにもブランドロゴが…f:id:dot0610:20141112210946j:plain
拘りを感じます。
ただ、過去にd.a.mが出してきたラインナップにある1966や、1965(mk.1コピー)、professional mk.2のケースをかなり意識してる感じがしますが…まあー、pigdogのビルダーもデヴィット・メインと同様vintegeのTONEBENDERを所有していますし、友人であると言う事も関係してるのかと思いますが…
じゃあ、意識してるなら肝心な音はどうなんだデヴィット・メインd.a.mの二番煎じだろ?と中には思う方もいるかと思いますが、
弾いてみた感じはd.a.mのmk.2に比べてlowはあまりありません、treble側、トップエンドが若干ピーキーかなと感じます、volの感じもバカデカい爆音が出るわけではないです。
(ただ、lowはあまりありませんと書きましたがあくまでもd.a.mと比べた上での話しなので、ある程度はあります。)
また、mk.2の特徴である音の長さ、サスティーンも少し短いかなと感じました。
これは、ゲルマニウムトランジスターの影響か、抵抗の影響なのかもしれませんが、
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あと、volの追従性は、絞るとあまりありません、急激にgainが落ちるような気がします。
mk.2と言うよりかは似ている所で過去に弾いたvintegeのmarshallのsupafuzzに近い感じもします。
全く使えないわけではないですが、volを追従性やサスティーンの長さをカバーするのであればTS系のペダルと一緒に繋げてコンプ感をプラスしてやればいい話しですし、何よりampのgainブースターにもなりますしね。
今回は相変わらずTONEBENDERの事を書きましたが今後d.a.mのmk.2や、限定でd.a.mが発売したtb-00などd.a.mだけでなく、色々と紹介できればと思います。
長くなりましたが、pigdogでは書ききれないtonebender mk.2の事なども書きたいと思います。
それでは、また!

D.A.M 1966

d.a.m1966です。
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詳しい方なら説明は不要ですが、ビルダーのデイヴィッド・メイン氏がVOXのtone bender通称イタリアンbender、65年夏から66年初夏の間?にsola soundがmk.2を発売する前に作ったモデルがベースになっているファズです。
このモデルには2つのモードがあり、その切り替えは筐体の横に付いたスイッチで行います。ひとつは「66」と名付けられたモードで、こちらを選ぶと66年〜68 年イタリアのEME(後のJEN)社が製造したVOX TONE BENDERのサウンドを得られる、とのこと。
 そしてもうひとつ、「SUPER BEE」と名付けられたモードに切り替えると、ファズのレンジが中域〜低域により、ファットなボトムが加わります。デイヴィッドによれば「こちらはオリジナルのSOLA SOUND TONE BENDER MK1.5のサウンドを再現した」モード、とのこと。
と、えらい詳しく記載しましたが元はbuzz the fuzzの記事を転載しました。
(この記事を見られて、もし勝手に使いやがってと言われたら消したいとおもいますが、すいません)
ここからは自分の主観で話して行きたいとおもいますが、このmodelネット等を検索するとバイアスを調整するポットが基板上にありますが、自分のは2000年代中頃のモデルのようなのでトリムポットがありません。
(写真がなくてすいません 汗)
恐らく冬場でもゲルマが鳴るように調整するために施された使用かもしれません、比べた事がないのでなんともいえませんが…

mosrite fuzzrite silicon ver.

10月も残りわずか、今年もあと少しで年末になりますね。
今回もfuzzを紹介致します。
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fuzzrite 60年代後期のシリコントランジスター
の個体です。
本体にステッカーが貼ってあるのは何もロゴがなっかたので貼りました。
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音はと言うとこの個体はゲルマの物と比べてlowのでかたが所有のram’sのmuffに比べ似ていて太いのと、サスティーンの出方がtone bender mk 1.5に近いなと思っていました。
fuzzriteは他にも弾いたことがありこの個体は特に回路も違う感じや謎な部分もあり他のに比べて違うと思ったので、気になりネットで調べてみたんでしたが、60年代後期製とまではわかったんですが、それ以上はわかりませんでした、爆音加減はmuffに負けずにいい勝負します、しかもギターvolの追従性もよく、しばらく気に入り使っていましたが、今現在は手元にありません。
残念です。
現在はTwitterで所有のeffectorをよく投稿しているチャコさんと言う方が所有しています。
ちなみにこの記事の2枚目写真はその方からお借りしました。

jen 70’s fuzz

前回は60年代のFUZZ maestro fuzztoneを紹介しましたが今回は70年代後期製のfuzz 見た目はtonebenderですがイタリア製のfuzzペダルを紹介します!
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写真です!
色が紫と珍しいですが、前の持ち主が塗ったかもしくは、持ち主の前の人間が塗ったのかは不明ですが…
音はと言うとスゴイ、トレブリーでtonebenderの歪をもっとガリッ、ガリッ!にした音です。
純粋にブリティッシュロック、ジミーペイジー、ミック・ロンソン好きにはオススメできませんが…
ガレージ系、GS系のfuzzが好きな人にはオススメです!
tonebenderシリーズとも比較して見ると
(と、言っても同時期に色々試した訳ではないのでご了承下さい 汗)、イタリアンbenderや、mk 1.5の様にギターのVoにも敏感に反応しません、かと言ってmk.2や、mk.1の様にサスティーンもありません!
シリコンのせいなのか、抵抗のせいなのかは分かりませんが…
これは、tonebenderのblogで有名なBUZZ THE FUZZで、書いてありましたが、jenが新しくtonebenderとは違う歪を作ろうとしたと言う記事をみました、間違いだったらすいません
汗(気になる方はBUZZ THE FUZZをみてみるといいかもしれません。)
最後に中身の写真も載せますが、中身も結構変わっていますが、何かの参考になればと思います。
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maestro fuzztone

10月に入り肌寒くなりすっかり秋ぽっくなりましたが、この時期は個人的にはあんまり好きじゃないんですよね、なぜかと言うと金木犀が咲き始め独特な匂いが苦手なんですよね。
相変わらずどうでもいいネタから始まりすいません、本題に入る前にたびたびこのような感じでレビューに入りますが気にしないでください。
では本題です。
ついに手に入れました!世界初の歪effector maestro fuzztoneです!

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状態はそこそこと言った感じです。
中身です。
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肝心の音ですが、この個体を手に入れるまでは
過去に何台か弾きましたが音量も小さかったり
ゲートが効いていてトレブリーで、サスティーンもなく、魅力をあまり感じなかったんですが、この個体だけは別でしたね!
こいつはサスティーンも過去に弾いた物よりも長く音量も有り、太く、ゲートの効きかたもそこまで気にならないレベルでした!
また、ノイズも同年代の物に比べると少ない感じがしますが…
ただ、使う用途、道具として考えたら今の時代ジャンルや好みなども含めたら良質な歪系のペダルなどいくらでも有るので、実践向きで無いペダルの部類に入るとおもいますが…
でも、逆にこういうfuzzペダルを使うとしたら試してはいませんがギターはfenderよりも、GIBSONレスポールや、SGに、ORANGE、メサブギーのレクティーファイヤー、などクラシックなAMPよりも、ヘヴィーな音が出るようなAMPにつなぎ、ODでブーストしてmaestroをonにするなどと、試してみたいですが…
意外にいけるかなー?と考えたりしますが(笑)
その前にヴィンテージFUZZのコレクターの方々から怒られてしまいそうですけど…
色々書きましたが、使えるか使えないかなど関係なく持ってるだけでも歴史的にも意味のあるペダルであり、このペダルを所有できるのが嬉しい限りだと思っております。